コーチング、カウンセラー、コンサルタントなど様々なビジネスでの起業家向けに、「仙道塾」という業界ナンバーワンの集客講座を手掛けている著者、仙道さんのノウハウが詰まった一冊。ブログを自分のビジネスに活用していきたいと考えている人には大変参考になる内容だ。
本書の一番大切なポイントは、まずは独自のビジネスコンセプトを持ち、ニッチな分野で自分のポジションを確立し、その分野に関する情報を「差別化ブログ」で発信し、売上につなげていくこと。独自のコンセプトとは、顧客のニーズとウォンツを的確に捉えた、多くの人に響く企画アイデアのこと。ここで言う、差別化ブログとは、ライバルと争わなくても、自然とお客様に選ばれるブログのこと。差別化ブログを作り上げるには、市場とターゲット層の絞り込み、自分の強み、ライバルの強みと弱みを把握することから始まる。自分がビジネスをする市場とターゲット層を絞り込むことで、強烈なライバルが少なくなり、ナンバーワンポジションを確立できる可能性が高まる。
また、自分の「強み」を知ることで、差別化がより強力になるため、客観的な視点で自分と向き合うこと。戦略を立てる際に重要なのは、ライバルに共通する「強い部分」を避け、ライバルの「弱い部分」を攻めること。自分が成功できるベストポジションを見つけて、USP(自分独自の売り)を作っていくこと。USPのポイントとしては、①ライバルが「真似できない」売りがあること。②ライバルが「真似したくない売り」があること。③ライバルが「まだ主張していない新しさ」があること。差別化ブログで成功するためには、ライティングスキルとマーケティングスキルが必要。ライティングスキルが必要な3つの理由とは、①信頼関係が築ける。②接触頻度が高くなる。③セールスがしやすくなる。
ブログを毎日書けない理由ベスト5がまとまっていてよかったので、以下にご紹介。処方箋としては、反対の行動を取ればいい。詳しくは本書をご参照。
書けない理由第1位 完璧主義
書けない理由第2位 ネタがない
書けない理由第3位 長く書かなきゃいけないと思っている
書けない理由第4位 自分はまだ情報発信する立場ではない
書けない理由第5位 ご意見恐怖症
人がものを買うのは、「問題を抱えている」「必要なものを探している」際の、なにかしらの欲求による行動であるため、私としても問題解決型のビジネスを目指す。著者が成功をつかんだのは、「夢」をあきらめず、「自分の中にある宝」を信じ続けたから。私としても、かくありたい。